◆安倍首相辞任で絶対に抑えておかないといけない株価変動要因
本日安倍首相の辞任のニュースが流れると売りが売りを呼ぶ展開となり、株価は大きく下落。市場に動揺が広がりました。
ただ、終値で見れば日経平均は1.4%安であり、25日移動平均線もキープとなっておりただの押し目?という見方もできます。
そこで、来週以降の株価の動きを占う上で重要な点を記載しておきます。
目次
政治的な空白と外国人投資家の売り
株価が上昇する為に必要なものは景気が良い事はもちろん、政治の安定が必要です。政治的安定がなければ、投資家は安心して資金を入れられません。
安倍政権の功罪やアベノミクスの成否はさておき、安倍政権が7年半の安定政権を築いたことが株高につながったという事は大いに関係があると思います。これにより外国人投資家は日本株を買ってきましたし、株高による資産効果による景気回復となり国内投資家も日本株を買うという好循環が生まれました。
ところが、今回の安倍総理の辞任により政治不安が生まれました。安倍首相自体は政治的空白を作ってはならないとの事から辞任を決めたとしていますが、後任については自民党執行部に一任するとしています。また、臨時代行はおかず、次の自民党総裁が決まるまで職責を全うするとしています。現時点では後任がいつ決まるのか決まっていません。恐らくは、自民党の臨時総会で決まるのでしょうが、これから派閥の駆け引きが続く事になると思います。
安倍首相はレームダックの状態ですので、自民党総裁決定までは政治的な空白が(少なくとも経済政策としては)生まれる事になります。こうなると、外国人投資家は次の首相による経済政策が判明するまでは日本株を買うのを躊躇う事になりますし、躊躇うどころからリスク回避の為に持ち分を処理する動きがでると考えられます。
つまり、次期首相が決まるまでは外国人投資家の売り圧力が強まり、上値が重い展開が考えられます。国内投資家が買い向かう動きがなければ下落となるでしょう。
日銀金融政策への影響
先程、安倍政権下での株高は外国人投資家の買いとしましたが、もちろんそれだけが理由ではありません。もう一つの大きな理由が日銀の金融政策です。
デフレ払拭の為に、インフレ率2%を目標に日銀は大規模な金融緩和を行っています。この豊富なマネーサプライを背景に株価は上昇を続けました。ETFやリートの購入などより直接的な方策まで実施しています。これまでの伝統的な金融政策から舵をきり、このような大胆な政策をとる事ができたのも、安倍首相の影響が大きいでしょう。
日銀の金融政策はもちろん、政府とは独立したものでありますので安倍首相が直接的な指揮をすることはできません。しかし、立て付けがいくらそうであっても現実としては黒田日銀総裁がここまでの金融政策を行えたのは安倍首相の後ろ盾あってのものでしょう。
ところが、今回の安倍首相の辞任によってこの金融政策が変更になる可能性があります。次の首相が金融・経済政策をどのように考えているかで黒田総裁への圧力が変わってくるでしょう。現状は新型コロナによる景気刺激策が必要ですので、すぐすぐに金融政策が変更となる可能性は低いと思われますが、財政健全化を重視する首相が誕生した場合などには、将来の金融政策の変更を株式市場が織り込む可能性があるので注意が必要です。
一方で、次期首相が金融政策を追認するようであれば異次元の金融緩和継続となりますので株高は継続します。いずれにせよ、次期首相の発言一つなるでしょう。
来週からの株価動向まとめ
今週末に総裁選の次期の見通しと有力候補が決まらない限りは、上述した政治的空白の影響により来週の株式相場は軟調となるでしょう。
一方で、日銀の金融政策は継続しますので下値は限定的になると思われます。
その後は、次期首相の発言次第です。引き締め派なら、アベノミクス相場前に逆戻り。日経平均10000円まで見ないといけませんし、逆ならば金融緩和継続でバブルとなり日経平均3万円です。
いずれにせよ、安定政権が終わりました。株式相場においても大きなターニングポイントになります。
小話:新興市場は厳しい
さて、結局は次期首相次第といった展開となりますが、されでも新興市場は厳しいと思います。基本的に新興市場はボラティリティが高いのでリスクオフとなるとまっさきに売られます。政治的空白リスクを最小限にする為にはまっさきに処分されるのが新興市場です。
更には個人投資家が大きく粘っていたPSS(7707)が遅れていた決算を発表。これを受けてPTSではストップ安となっています。このような人気株が下がると、個人投資家好みの思惑株などは総崩れとなる可能性があります。この処テーマだった、IPO銘柄も崩れていますので軟調な展開に注意です。
より、個別銘柄の見極めをしないといけないですね。という事で、プロの目を頼るのも一つの方法です。
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ツインバード工業(6897)
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バイオが強いと言いましたが、それ以外の銘柄もご覧の通りです。特にツインバード(6897)を見て欲しいのですが、これはもっと上昇しています。ですが、実績の処にはここまでの記載です。つまり、新生ジャパン投資の実績はしっかり利食いを指示した価格が記載されています。こういう投資顧問は信頼が持てますよね。
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グラーツ投資顧問は板や出来高が多い大型株に向いている気がします。もちろん、急騰株にも強くファーマフーズ(2929)については私も多いに参考にさせてもらいました。急騰を狙うのか、東証1部の大型株でしっかり資産形成を行うのかを選べるのが強みですね。
【私が印象に残ったグラーツ投資顧問推奨銘柄】
ファーマフーズ(2929)
- 推奨日/価格:5月18日/860円
- 高値日/価格:6月11日/1478円
- 現在価格:1113円(7/7)
- 上昇率:71%
東京エレクトロン(8035)
- 推奨日/価格:5月11日/22740円
- 高値日/価格:7月7日/30340円
- 現在価格:29940円(7/7)
- 上昇率:33%
ご覧の通りです。ネット系の投資顧問の多くが小型・新興株を中心に推奨する中、大型株でもしっかり成績を残しています。NASDAQが強くハイテクがテーマになると読んだグラーツ投資顧問にあっぱれですね。テーマを抑える事で大型株でもしっかりと利益が狙えます。
「スナップアップ投資顧問」赤丸急上昇中!
スナップアップ投資顧問は顧客本位での運営を心がけている丁寧な会社です。顧客の属性・ニーズをしっかり把握した上で最適な銘柄を提供するよう心がけているので、納得度の高い投資顧問かと思います。もちろん、推奨銘柄の推移も驚くべきものがあります。
【私が印象に残ったスナップアップ投資顧問推奨銘柄】
ジェネレーションパス(3195)
- 推奨日/価格:5月27日/549円
- 高値日/価格:7月7日/974円
- 現在価格:925円(7/7)
- 上昇率:77%
ステムリム(4599)
- 推奨日/価格:5月26日/606円
- 高値日/価格:7月7日/1011円
- 現在価格:1011円(7/7)
- 上昇率:66%
ジェネレーションパス(3195)は私も注目していた銘柄です。というより、私は色々な処に登録してアンテナを貼っているのでこのように上昇する銘柄を見つけているのですが、スナップアップさんにももちろんお世話になっています。
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