◆トランプ勝利の世界線で起きる今後の株価の動き

事前の世論調査では劣勢が伝えられていたトランプ大統領。ところが蓋を開けてみると、4年前の再来かと言わんばかりに当選確実の情勢です。

今後は、集計が終わっていない、郵便投票が行方を左右しそうですが、そこに両陣営とも先手を打っています。バイデン氏は結果がわかるのは明日になると発言していますし、トランプ氏は今後の開票を無効にしろと言っています。

日本人からすると色々無茶苦茶な気がしますが、アメリカでは普通なんでしょうか？

そこで、今回はトランプ勝利の状態で株価がどう動くかを予想していきたいと思います。

ハイテク手動のこれまでの相場継続

トランプ氏が勝利した場合にまず考えられるのはハイテク手動の相場です。

市場は基本的にバイデン氏勝利と民主党の躍進を織り込んでいましたので、早期経済対策可決による経済へのテコ入れ期待。それと、GAFAによる寡占の制限が意識されていました。

つまり、これまでは短期的には早期経済対策によるS&P500の上昇とハイテクを手動するGAFAの下落と長期的には財政均衡や富の再分配を意識する民主党ですので将来的な増税懸念から株価は下落が織り込まれていました。

これの巻き戻しが起こると考えてください。

トランプ氏勝利の場合には、ホワイトハウスと議会のねじれから経済対策が遅れる事による、株価の下落。ただし、GAFAへの規制がゆるくなる事が想定される為、ハイテクが堅調に推移する事になると思います。

結果として、新型コロナウイルスによる巣篭もり需要の恩恵を受けるハイテク中心のこれまでの相場が続く事になります。

この流れはワクチンが開発されるまでは継続するでしょうし、マーケットを強く意識するトランプ政権であれば、実態経済と乖離する株高もFOMC主導の下支えという事もあり容認する可能性が大きいでしょう。

つまり、バブルのチャンスです！

今後の日本市場は、ややバブルよりに！

喉から手がでるほど欲しいバブル相場。なんでも買えば良い！そんな相場になって欲しいのですが、冷静に見なければなりません。

長期見通しについては、下記記事をご覧ください。

◆2020年10月に日経平均天井到達　暴落沈没に備えよ！

現に本日の上昇でもTOPIXは25日移動平均線に抑えられる格好です。

更に、このまま上抜けたとしてもTOPIXで高値1665.90ptを抜くまでは予断を許しません。

上記の記事で書いてあるのは月足ですので、時間軸が非常に長くなります。短期的にはこのまま上昇となる可能性は多いにありますが、ロングポジションに傾けすぎるのはおすすめできません。

とはいえ、マーケットを重視するトランプ大統領が再戦となれば、記事で指摘しているバブルになる可能性が少しあがります。長期の抵抗線を抜く事ができれば、その分強い上昇が期待できますので、TOPIXが高値を更新してからのロングポジションでも十分に勝てます。

TOPIXは戻り売りを主体に下限1400ｐｔを意識

という事で、実際のトレードを考えるえますと、

• TOPIX高値1665.90ptを抜けるまではショート主体
• ショートポジの利確目処は2度下値として意識されている1400ｐｔ

となります。

ただし　TOPIXの高値更新の場合はバブルと見て全ツッパ！

これを基本に考えていきたいと思います。

時間軸は月足なので、長いスパンになりますがこの流れは頭に入れておいた方が良いかと思います。

 

でも、短期的には上昇する可能性があるとするならば、その上昇も取りたい！という方もいるかと思います。そんな方は短期投資に強い投資顧問を頼りにするのも良いかと思います。

下記記事にまとめてありますので、参考にしてみてください。

チェックしておくべき株情報

 

 

 

 - その他, テーマ株 アメリカ大統領選挙, トランプ再選