◆2020年10月に日経平均天井到達 暴落沈没に備えよ!

   

日経平均・TOPIXともに上限付近に接近しています。

今回は、今後日経平均を上昇させる要因と下落する要因を比較し、それに備えるためのオプションの活用をお伝えしたいと思います。

アメリカの状況

まずはアメリカの状況を確認していきたいと思います。

次期大統領選では民主党のバイデン氏がリードしており、市場では下院選挙での民主党の躍進も折り込みはじめています。

では、民主党が大統領選挙と下院選挙を制した場合の市場の反応はどうなるかを考えていきましょう。

まず、民主党が勝利する事で議会運営がスムーズになりますので2.2兆ドル規模の追加の新型コロナ対策が議会を通過する事になります。結果として、株式市場からは短期的には歓迎される格好となります。

一方で、長期的な目線で見ると民主党は財政規律のために増税を行います。伝統的に民主党は社会保障などを充実させる党派ですので、そのための財源も必要になります。これは株式市場にとっては敬遠されます。

株式市場は3ヶ月から半年先を織り込んでいきますので、今の株高を支える市場の期待はバイデン大統領誕生と民主党による経済対策期待となります。

つまり、大統領選挙まではこの経済対策期待で株価が維持されますが、大統領選挙をすぎると期待剥落となり将来の増税に対する懸念で株価の下落圧力となる事が考えられます。

日本株の下支え、上昇要因

日本株の下支え要因はなんと言っても政権の安定と日銀の政策となります。

安倍政権から菅政権への移行は今のところ安定して推移。政権の安定は投資家にとっては安心が広がります。

そして日銀による未曾有の資金供給です。これはもう説明するまでもないかもしれません。マネタリーベースは拡大を続けそれだけで株式市場を下支えしますが、それにとどまらずETFの購入も行っています。TOPIXが前日比-0.5%になる度に淡々と購入してきますので、大きな下支え要因となっています。

不況下の株高という言葉がありますが、まさに今の状況がこれに当てはまります。コロナ禍で企業業績は下がっていますが、それでも市場には資金が供給され続けていますのでこの余剰資金が株を支え、株が上がるから買う、買うから上がるという循環によってバブルが生まれます。

実体経済との乖離に絶えきれなくなったバブルは弾ける事になるのですが、それはまた別なお話。

つまり、日本株上昇のメインシナリオはバブル突入となります。

日本株の下落要因

では下落の要因はなんでしょうか?これは端的に、企業業績の悪化に他なりません。

企業業績が悪化すれば雇用と賃金が減少し景気が悪化します。景気が悪くなれば株価も下落します。それを資金供給で下支えしているのが、先程お伝えした日銀の政策です。

ただ、いくら日銀が支えたところで企業業績がそれを上回る悪化となれば株価は下落となります。

最近ではコロナの影響で巣ごもりの恩恵を受けている企業は業績が好調なものの、ANAに代表されるようなコロナ直撃の企業は固定費削減のために人件費まで削ろうとしています。賃金の減少は家計支出を減らしますので景気悪化となります。

これは日経平均とEPS(一株当たりの利益)の推移のチャートです。基本的に連動している事がわかります。つまり、株価と業績が一致するならば、今後株価が下落するorEPSが上昇する事でサヤ寄せする事になるはずです。

では、業績はどうなのか?これは11月の決算期を待たなければなりませんね。ただ、私の知る限りでは全体の業績は悪いと思います。

TOPIXのチャートチェック

71カ月間で後退入り政府認定

この記事を読んでもわかる通り、実はコロナ関係なく景気の拡大は終わっていたんですね。それを踏まえてTOPIXのチャートを見てみましょう。

これを踏まえて、チャートをご覧ください。

株式市場は景気拡大終了をまたず、しっかりと反応して株価がピークアウトしているのがわかりますね。そうなんです。TOPIXは既にコロナに関連なく下落基調に入っている事がわかります。

そして、現在の株価はこのトレンドライン上になっている事がわかります。つまり、テクニカル的には今後株安となる可能性が高いという事になります。

天井はいつなのか?日柄を考える。

テクニカル的には下落基調。では天井はいつなのか?ずばり今月だと思います。

11月3日には大統領選挙でアメリカの短期的な株式支援材料が出尽くし。11月13日には国内の主要決算が出尽くします。

上記シナリオを考えるのであれば、やはり株価が業績悪化を織り込んでいくと思います。

1Qで業績見通しを出していない企業も多くありましたが、2Qで出さないという事はないでしょう。コロナ禍の影響も算出した業績が出揃いますので、今後の株価の方向性を決定します。

そして株式市場はこれらを事前に折込にいきますので、やはり株価のピークは10月中に訪れると考えます。

すべてを覆す大どんでん返し!バブル!そのためのオプション活用

ただし!これらをすべて覆す事象があります

バブルです!

金融緩和の恩恵を受け、実態経済とは乖離して株価が上昇するのがバブルです。株価は理屈だけでは動きません。そこにロマンがあります。

実体経済と乖離するのですから、業績悪化もなんのその。株価は上昇します。

上記の話は株をやっている人なら当然想定内です。だからこそ、現在の株価位置では空売りもたまります。その結果、買い戻しもあいまり上記抵抗線を抜ければ大きく株価は上昇するでしょう。

そんな時のために活用したいのがオプションになります。

バブルに備えて株を保有しているのならば、プットロングで良いと思います。幸い、現在は大統領選の行方を見守る形でボラも少なくなっていますので、プットロング戦略は立てやすく、ヘッジを効かせやすいでしょう。

ただ、オプションには結構知識が必要です。そもそも口座もないという方もいらっしゃるかと思います。その場合はキャッシュ比率を高めるというのも一つの方法となります。上記抵抗線を抜けるようなら買いに走れば良いと思います。

まとめ

という事でまとめです。

今が今後株式相場が上昇するのか下落するのかのちょうど転換期だと思ってください。

今後はトレンドが発生すると思いますので、そのトレンドについていく。今は方向感がつかめないのでオプションを使う・キャッシュ比率を高める事でヘッジを行う。

となります。

小話

ここまで長々と記載しましたが、私の全体相場感はよく外れます。なので、素直にロングで良いかもしれません笑

何より、全体相場のお話ですので、そもそも個別銘柄の値幅を取りに向かうなら参考程度で良いかもしれません。決算期は業績を読んで値幅を獲るチャンスですからね。

という事で、個別銘柄で資産を増やしたい方は下記をご参考に。

チェックしておくべき株情報

 

Twitter

Twitterはじめました⇒@kabuprosalaryma
公式LINEはじめました♪ LINEでは記事にできない情報や「先出し」銘柄情報など、勝つための銘柄やテクニックを公開しています♪ ときには仕手筋やファンドの噂情報も!? 友だち追加

参加ブログランキング

ブログ更新の励みになるので下記クリックして頂けると幸いです。
↓↓ にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ にほんブログ村 投資ブログへ にほんブログ村 株ブログ 株日記へ 株式投資ランキング

免責事項

※細心の注意を払っていますが、情報の正確性を保証するものではなく誤りがあった場合、一切の責任を負うものではありません。投資判断は自己責任にてお願いします。当サイトは銘柄への投資を推奨している訳では御座いません。予めご了承下さい。
Ads by STEADY.

銘柄選びに困ったときにオススメ

1
チェックしておくべき株情報

チェックしておくべき著名ユーザーとしてcisさんやウルフ村田さんや岡三マンさんなどのツイッターアカウントが取り上げられたりしていますが、フォロワー数が日に日に増えていますね。 株ブログを書いていると、チェックしておいた方が良さそうな株情報とか何かないか聞かれた ...

 - その他, 相場について