◆【総悲観は買い】大口の週末月末の持ち高整理は個人投資家の餌場!

   

本日の日経平均は354円81銭安の2万2977円13銭で大引けを迎えました。

節目となる2万3000円を割り込んだ事で、ネット上ではいよいよ暴落かと悲観的な言葉が聞こえてきます。ここまでの対処は以前の記事で指摘しておきましたので想定の範囲内かと思います。

◆2020年10月に日経平均天井到達 暴落沈没に備えよ!

それでは今後の株価の動きはどうなるのか?ここまではヘッジのショートが効いた事で利益が出たことかと思いますので、今後の立ち回りを考察していきたいと思います。

週末・月末のイレギュラー下げは無視するべき

これは、TOPIXのコロナ禍以降の推移です。

ご覧の通り、戻り相場以降横ばいのBOX相場にとなりました。そして7月31日大きく下落。その後は戻りを見せて、高値を超えると再度横ばいとなり、本日の下落へと繋がります。

いずれのBOX下限抜けも、週末・月末が重なったときにおきています。つまり、週末要因で持ち高を整理したい向きと、月末要因で持ち高を整理したい向きが重なると大きな下落圧力となり、思った以上に下落している事がわかります。

逆に、月初には持ち高を整理した分、買い戻しが圧力も高まっている事で、上昇スピードが早くなっています。

通常であればBOX相場の下抜けは下落のサインですが、今回は週末・月末要因の重なりがあるので無視して良いかと思います。

特に来週は米大統領選挙がある為、大口も持ち高を整理したと思われます。

来週の動きが大事

では来週以降はどうなるのか?

来週の11月3日火曜日は文化の日でお休みの上、アメリカの大統領選挙があります。相場が非常に荒れやすくなります。

下げが下げ呼ぶ展開に注意

大統領選挙の波乱次第では確かに株価は大きく下げる可能性があります。その場合は前回安値付近までの下落を考えないといけませんので1500pt割れがあるかもしれません。

そのため、ヘッジは必要ですのでインバース系のETFで備える必要がありますし、またはオプションや先物でヘッジをいれるのも有効な手となります。大口・ファンド同様に持ち高整理でも良いでしょう。

以前の記事で指摘した通り、来週株価が戻らなければ下落トレンド入が明確となります。

大口?ファンド?我々には最強の日銀がついている!

とはいえ、ここで大きく下げなければ再度株高に向かっていくでしょう。

なぜか?

日銀の存在です。

日銀は淡々とETFの購入すすめており、本日も701億円の購入。3日連続での介入を行っています。

大口?ファンド?所詮は小物ですよ。日銀様の無尽蔵の資金供給に比べたら子供です。

ファンドなどは、コンプライアンスやガバナンス上の問題である程度機械的に持ち高整理を行ったりしないといけません。株価の変動要因が大きい事からまとまった持ち高整理を行った事でしょう。

その下落分はある程度、日銀が支えました。その後の買い戻しは日銀が支えた分、割高で買い戻す事になります。だからこそ、前回のBOX割れの時は反動で一気に上昇しました。

今回もその可能性を視野に入れなければなりません。

まとめ 来週は下がらば買い!

悲観的なシナリオは常にもつ必要がありますし、自分のトレードシナリオを過信してもいけません。

ただ、投資をしないと資金は増えません。

という事で、上記の通りです。下がらば買い!怖いところは買う!

前の記事でも指摘しましたが、今が分岐点です。ここが勝負どころです。

逆に言えば、下がったところを買って、来週戻らなければぶん投げです。損切りです。

ですが、今が分岐点。耳にタコができるほど言いますが、今が分岐点!

駄目なら、明確な下げトレンド入ですので、ショートですぐ取り返せると思います。明確なトレンド転換が起きない限りは下落は全て押し目です。

 

それでも不安。逆に高いところのポジションがあるという方は、投資顧問などプロの意見を参考にしてみてください。

個別銘柄に対して保有を継続して良いのか?買い増しをすべきなのか?損切りをすべきなのか?下記で記載してある投資顧問は銘柄相談を無料で行っていますので、参考にしてみてください。

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