航空旅客関連銘柄一覧から本命銘柄と割安出遅れ銘柄を考察する
航空旅客関連銘柄はその名の通り空の旅に関係する銘柄たちとなります。
空運会社そのものと、関連施設の銘柄を取り上げていますのでご確認ください。
航空旅客関連銘柄のPER・PBR一覧
※2021年2月10日現在
コード | 銘柄名 | 市場 | 株価 | PER | PBR | 利回り |
---|---|---|---|---|---|---|
2729 | JALUX | 東1 | 1,561 | - | 0.84 | - |
3443 | 川田テク | 東1 | 4,485 | 5.9 | 0.43 | 1.78 |
8864 | 空港施設 | 東1 | 521 | 19.8 | 0.47 | 2.69 |
9201 | JAL | 東1 | 2,218 | - | 0.95 | - |
9202 | ANAHD | 東1 | 2,379.0 | - | 1.06 | - |
9206 | SFJ | 東2 | 2,719 | - | 82.87 | - |
9375 | 近鉄エクス | 東1 | 2,760 | 11.7 | 1.57 | 1.09 |
9706 | 日本空港ビル | 東1 | 5,430 | - | 3.39 | - |
一覧はご覧の通りです。のきなみPERの表記なし。つまりは赤字となっています。
新型コロナの自粛や移動制限があるのでこれはやむ無しと言った所かと思います。
逆に言えばだからこそ、アフターコロナ後を見越して、どれだけ業績が回復するのかを織り込んで考えていく必要があるかと思います。
航空旅客関連の本命銘柄
本命はもちろん、JALとANAHDになります。劣後債をどれだけ発行しようとも、どれだけ財務が悪化しようとも変えの企業がありません。
過去にはJALが100%原資という事がありましたが、流石に今回の新型コロナでそのような事にはならないと思います。
ただし、ANAに関しては日本航空(9201)に増資を先にやられた事で資金調達の条件が日本航空(9201)よりも悪い状態です。そのため、本命は日本航空(9201)とします。
日本航空(9201)
日本航空のチャートはご覧の通りです。アフターコロナの思惑から急速に株価は戻りを見せています。ひとまず短期で考えるなら5日線に沿っておいかけるのも良いかと思います。
基本的には押し目を待ちたい所。
2019年水準に戻れば一株益は432円。現在株価水準ではまだまだ割安と言えます。(ただし、今後の資本政策によります)
週足では一般的に13・26・52週線が使われると思いますが、全て上抜け。月足も同様に6・12・24かと思いますが、6と12は上抜けです。24が待ち構えていますが、2668円なので、やはり短期的な上値目処はまだありそうな感じですね。
航空旅客関連の出遅銘柄
この関連の中では、貨物輸送に特化している近鉄エクスプレス(9375)は先んじて上昇に転じました。ワクチン輸送などの思惑ですね。
という事で出遅れ銘柄としては空港施設(8864)となります
空港施設(8864)
出遅れと言っても、最近のアフターコロナを見越した動きで多少は上昇しています。
同社の収益源は空港施設の管理運営です。固定収入が大きく、売上や利益は安定しています。
反面、はっきり言って売上の伸びしろがありません。新たな投資資金を呼び込む魅力的な事業がないという事になり、基本的に株価は低迷傾向にあります。
そのためPERは20倍、PBR0.47倍となります。
収益の伸びがない為PERは高い状態になりますが、PBRは割安となる訳ですね。
ただ、アフターコロナ関連銘柄へのテーマ投資という前に大きな資金の流れとしてバリュー株へ資金がシフトしつつあります。結果として低PBRで利益が安定。更には手持ち現金等が65億円。時価総額276億円に対して大きな保有を持っている同社は魅力的に映る可能性があります。
まとめ
アフターコロナを考える際に真っ先に考えるのが航空業界でしょう。
その意味ではこの関連銘柄そのものがアフターコロナの本命と言えます。
その中で、バリューで行くなら空港施設。テーマでの資金の流れで短期でいくならJALという流れかと思います。
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