◆M&Aキャピタルパートナーズ(6080)を空売りとしてみる。

      2020/07/13

7/13追記

晒していた売買履歴は恥ずかしいので消しました。

既にLINE会員様には売りとして配信している銘柄です。以前、決算勝負で買いとして失敗しました。今度は空売りで参戦です。

M&Aキャピタルパートナーズ(6080)の企業情報まとめ

企業名 M&Aキャピタルパートナーズ
銘柄コード 6080
上場市場 東証1部
本社所在地 東京都千代田区丸の内1-9-1グラントウキョウノースタワー
時価総額 1,245億円
現金等 139億円
有利子負債 0円
PER 31.12倍
PBR 6.69倍
その他 ROE26%、営業利益率が40%を超えるなどかなり利益率の高い会社です。

が、進捗遅れを取り戻せない場合PERは46倍に…。

M&Aキャピタルパートナーズ事業内容はM&Aの仲介

M&Aキャピタルパートナーズの事業内ようはその名の通り、M&Aの仲介となります。特に事業継承が困難な中小企業のエムアンドエーに強みがあります。業種としては調剤薬局などが案件としては多いようです。

同業他社との差別化としては着手金無料という特徴があります。着手金を無料にする事で多くの案件をまず獲得する。そして、その後のコンサルタントを専任担当制とする事で成約率を高め利益率を高める事に成功しているようです。

過去の営業利益率を見ても過去3年以上に渡り40%程度を維持しており、上記の施策がうまくいっている事がわかります。

「2020年9月期 第1四半期決算短信」」では減収減益を発表していますが、これは大型案件の剥落が大きな要因となっていますが、会社側としては2Q以降で挽回できるとしています。実際、受託案件数は過去最大となっている事からも業績下振れを折込にいくのは時期尚早かと思っていましたが、「2020年9月期 第2四半期決算短信」で裏切られる結果となりました。

M&Aキャピタルパートナーズのテーマはアフターコロナ関連

M&Aキャピタルパートナーズの事業内容は紹介した通りです。事業継承案件が得意という事ですので、事業継承が困難になる会社が多くなることは同社のチャンスとなります。

新型コロナ関連で外出規制が続くと、多くのお店でキャッシュフローが滞ります。もちろん、政府としてはキャッフローの対策として無担保融資などを用意していますが、対策としては不十分でしょう。

特に、中小企業やギリギリで続けていたような会社。特に高齢となり後継者がいないような会社はこれを機に廃業を考えてもおかしくありません。

人の不幸を願うような事は言いたくありませんが、同社としては案件受託のチャンスとなります。新型コロナ問題が収束したあとのアフターコロナの時代の中心となる可能性はあるでしょう。

ただ、同社の場合は大型案件の剥落が大きく影を落としています。同業の日本M&Aセンター(2127)もこのテーマにのって大きく上昇しましたが、同社に関しては減益となる可能性があります。

M&Aキャピタルパートナーズの懸念点

先程から記載している通り、同社に関しては中間決算において減収減益を発表。そして通期進捗率は41%にとどまりました。

これは中間決算の説明資料になります。

・新規営業活動の自粛、在宅勤務への切り替えなどによって一部案件の受託に影響が出ている。

・譲渡企業の業績見通しが不透明となったこと等により、M&Aのスケジュールが後ろ倒しとなった案件が一部発生しており、四半期での期ズレが生じている。

・2020年9月期の通期業績予想は据え置いているが、今後の新型コロナウイルスによる影響を注視しつつ、業績に大きく影響する場合には、速やかに開示する。

cottaのときもそうでしたが、会社側が発表する情報には多いにヒントがあると思います。

1Q時点では挽回できるとしていた売上に関して、2Qはできませんでしたと表現が下方されました。その上で、上記の通り「業績に大きく影響する場合には、速やかに開示する」という文言が入りました。これは、売上が会社予想を下回る可能性を大いに暗示していると思います。

仮に、2Qの進捗で通期見通しを計算し直すと売上高は109億円、経常利益は41億円、純利益は26億円となります。一株益は85円となりますので、現在PERが46倍になってしまいます。

となると、買われすぎな状況かと思いますし、次の決算発表は3Qの発表になります。新型コロナの問題で期ズレが起これば下方修正を余儀なくされるのではないでしょうか。

 

M&Aキャピタルパートナーズのチャートチェック

M&Aキャピタルパートナーズのチャート画像はご覧の通りです。

減収減益となった第1四半期決算を発表した直後の1月31日には窓をあけて大きく下落しました。しかしながら、通気見通しの変更はなく、下期回復の見通しなどが周知されるにつれ株価は回復傾向となりました。その後の下落は新型コロナショックによるものです。

相場が落ち着きを取り戻した現在は10日移動平均線に沿って株価は右肩上がりとなっていましたが、2Q決算で再度下落。これで前回やられました。その後は全体相場が大きく回復した事で同社株も上昇しましたが、ここにきて頭打ちとなっています。

現在は25日移動平均を下回っており、このまま揉み合いを下抜けた場合は下げ加速するでしょう。

M&Aキャピタルパートナーズの投資方針

ここ最近は揉み合いを形成しています。4000円上で売りを行い、下げたら買い戻しで細かく利益を積み上げるのも有効です。

ただ、私としては大きく下げる事を想定しています。当面は75日移動平均線となる3200円を考えていますので、上に行った場合に売り増しを行い下げたら下で売った玉を買い戻して利益を確定しながら保有建玉の平均を引き上げる事も行っています。

ただ、直近高値の4270円を上抜ける場合は逆に中段保ち合いからの上放れになってしまうので潔く損切りが必要でしょう。

M&Aキャピタルパートナーズを提供している有力投資顧問

私は色々な投資顧問に登録して銘柄をチェックしているのですが、今のところM&Aキャピタルパートナーズを提供している投資顧問はなさそうです。(6月30日現在)

もし、ここが推奨していたよ!というのをご存知の方がいましたら、コメント欄にて教えていただければ幸いです。

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また、7月から配信数節約のために配信はお昼のみとします。

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