◆ソフトバンクグループ(9984)は空売りで良い3つの理由
ソフトバンクグループ(9984)は超絶赤字見通し、通気予想を下方修正して7500億円の赤字としました。
そんなソフトバンクの株価は決算発表後に上昇しましたが、それでも私としては空売りで良いと思います。
懸念される3つの理由・材料
それでは私の考える3つの懸念材料を記載していきます。私の推測も含まれていて、厳密な金額計算をしている訳ではないのでその点はご容赦を。
オイルマネーの終焉
先日より石油に関する記事をいくつか書いていている通りですが、私としてはしばらく石油価格は上昇しないと思っています。
となるとソフトバンクグループが行っているビジョンファンドの資金調達の主とされている中東からのオイルマネーが入ってこなくなる可能性があります。
結果として投資をするお金がなくなるはずです。今回の下方修正の通り、ソフトバンクグループはこれまで投資してきた会社の減損をしています。主なところでいうと「WEWORK」ですね。
投資に失敗しているのであれば、新たなお金を調達しなければさらなる投資はできず、将来の成長が見込めません。
典型的な売りのチャート
決算発表による悪材料出尽くしで株価は大きく上昇しました。
もちろん「自己株式取得と負債削減のための4.5兆円のプログラムを決定」で発表されている通りの自社株買いの影響もあるでしょう。3月後半だけで160億円相当の自社株買いを行っています。
とはいえ、下降する200日移動平均線を少し超えたところで再度下落に転じており、本日は一時6%の下げとなっています。もちろん、終値でも200日移動平均線を下回ってきており、グランビルの法則で見る典型的な売りパターンとなっています。
重い有利子負債
また、同社はビジョンファンド資金を調達しているのですがそれはあくまでもビジョンファンドです。
これまでにソフトバンクグループでは銀行から多額の資金を借り入れていますし、社債も多く発行しています。
これらの償還については過去の記事を参考にしていただきたいのですが、償還期日がくると多額の現金が必要になります。
だからこそ「自己株式取得と負債削減のための4.5兆円のプログラムを決定」で示したように一旦現金の保有を増やす作戦を取るのだと思いますが、これだと時間稼ぎにしかなりません。
株価への影響は?
この3つの理由から私としては空売りで良いと思います。
逆に、ここから株価を支える理由としては日銀のETF買い、空売りが詰まっている事による需給、孫正義のカリスマからの大逆転しかないでしょう。
もしかしたら思い切った成長戦略を出してくるかもしれません。それだけ孫正義という名前とカリスマは偉大ですからね。
とはいえ、投資方法としては200日移動平均線を背に空売りをするだけですので、思い切った成長戦略などの好材料があった場合でも損切りポイントがわかりやすいのでやっぱり空売りで良い気もします。
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