◆【2021年版】3月配当取りに向けた高配当銘柄一覧

2月相場も終わり3月の配当取りに向けた動きは既に始まっています。

3月の配当は何を狙えばよいのか？まとめていきますのでご覧ください。

業種別配当利回り一覧

まずは業種別の配当利回りを見ていきましょう。後で個別銘柄にも落とし込みを行いますが、その前に大きな流れを見ておきます。

順位	業種 コード	業種名	(予)ROE	(予)経常 増益率	増収率	(予)PER	PBR	(予)配当 利回り
		すべて	5.73%	-26.68%	-4.73%	23.18倍	2.43倍	2.21%
1	3300	石油・石炭製品	4.73%	-253.8%	-23.61%	26.56倍	0.72倍	4.81%
2	7150	保険業	7.09%	26.01%	-2.81%	12.16倍	0.96倍	3.82%
3	7050	銀行業	2.88%	-17.51%	-0.49%	9.69倍	0.47倍	3.74%
4	2050	建設業	9.11%	-15.39%	-2.8%	13.36倍	1.28倍	3.63%
5	5150	空運業	-39.18%	-577.57%	-63.8%	-2.73倍	1.14倍	3.55%
6	6050	卸売業	7.51%	-62.9%	-1.3%	16.24倍	1.67倍	3.06%
7	7200	その他金融業	9.9%	11.25%	0.43%	15.42倍	1.68倍	2.99%
8	1050	鉱業	3.35%	22.84%	8.64%	12.5倍	0.41倍	2.94%
9	4050	電気・ガス業	4.78%	-21.74%	-4.78%	23.08倍	1.21倍	2.89%
10	3050	食料品	8.7%	9.2%	0.65%	24.73倍	2.26倍	2.66%
11	3100	繊維製品	3.84%	-32.41%	-11.99%	9.65倍	1.67倍	2.38%
12	3400	ガラス・土石製品	6.63%	9.23%	0.35%	23.69倍	1.63倍	2.35%
13	3350	ゴム製品	10.6%	-1.05%	1.37%	11.33倍	1.23倍	2.31%
14	3250	医薬品	5.53%	-83.43%	1.56%	39.61倍	4.61倍	2.31%
15	3500	非鉄金属	5.51%	-122.45%	-1.29%	22.92倍	1.15倍	2.06%
16	5200	倉庫・運輸関連業	9.05%	-0.58%	-3.69%	15.17倍	1.18倍	1.99%
17	5250	情報・通信業	11.23%	26.88%	3.86%	21.93倍	6.66倍	1.93%
18	3150	パルプ・紙	5.9%	-23.25%	-4.77%	19.16倍	1.03倍	1.87%
19	8050	不動産業	-2.34%	-31.1%	-3.79%	13.46倍	1.99倍	1.87%
20	3800	その他製品	15.33%	20.4%	11.14%	28.79倍	4.29倍	1.82%
21	3550	金属製品	5.18%	-7.52%	-4.23%	20.57倍	1.48倍	1.79%
22	3200	化学	8.82%	10.13%	0.14%	45.37倍	3.24倍	1.69%
23	3450	鉄鋼	-2.4%	-4.86%	-14.72%	-1.38倍	0.69倍	1.68%
24	3600	機械	7.99%	-11.32%	-1.72%	79.83倍	2.79倍	1.55%
25	5100	海運業	21.59%	217.01%	-11.17%	6.84倍	1.06倍	1.48%
26	5050	陸運業	-4.38%	-133.19%	-26.09%	-17.53倍	1.85倍	1.45%
27	0050	水産・農林業	16.38%	-3.9%	0.04%	18.13倍	2.63倍	1.43%
28	3700	輸送用機器	5.84%	31.82%	-10.05%	15.74倍	1.26倍	1.42%
29	9050	サービス業	6.87%	-43.11%	-8.51%	28.45倍	10.58倍	1.21%
30	6100	小売業	11.93%	113.7%	5.39%	44.22倍	6.8倍	1.1%
31	3650	電気機器	11.49%	25.12%	1.85%	28.17倍	4.56倍	1.06%
32	3750	精密機器	7.77%	-13.58%	-4.31%	100.28倍	6.12倍	0.64%
33	7100	証券、商品先物取引業	0.25%	1.48%	-0.17%	0.35倍	1.85倍	0.53%

まずはもちろん配当利回りを見る

最初に注目するのはもちろん配当利回りです。今回は配当取りを名目にしていますので、利回りが低い銘柄であれば意味がありません。そのため、電機や小売は業種毎に狙うなら投資対象から外れる事になります。

精密や機械など、半導体関連の銘柄はもともと株価が上昇していている事で相対的には利回りが低くなっていますのでこれも対象外です。（値上がりやテーマ性は考慮していません。）

増益率に注意

続いて増益率に注意です。現在の見た目の配当利回りが高くても、減収となれば配当を出すお金がなくなり減配、場合によっては無配転落となってしまいます。

石油石炭や空運の利回りは高いですが、いくらコロナの影響と言えどもあまりにも大きな減収であれば無配になるでしょう。個別で言えば日本航空(9201)やＡＮＡＨＤ(9202)の例を見ればおわかりになるかと思います。

また、減配となると配当がもらえても株価の値下がりの方が大きくなる可能性があります。日本たばこ産業(2914)が良い例ですね。未だ高配当の部類とは言え、株価が大きく下がってしまっては意味がありませんのでその点に注意です。

ただし、このあたりは3Qの決算がでていますのでほとんどの企業が期末配当予想を出しています。お手持ちの株の3Q決算で配当予想を確認すれば無用なリスクは避けられます。

資本効率で増配を考える

ROEは資本に対してどれだけ効率よく資金を稼げたか？という指標なのですが、基本的に資本効率を高める施策をとっている会社は配当への意識が高い会社です。

投資家への対応としてROEを高める→そうして効率よく儲けたお金を投資家に配当で還元するという流れになるためです。ROEを高める為に自己株式の取得を行う事も多いですが、それはそれで株高につながる施策ですからウェルカムです。

まとめ　銀行・保険・情報通信がオススメ

この点を踏まえると、配当利回りが高く、増収でROEが高めの保険・情報通信がオススメとなります。

次点で最近の金利動向を含めて銀行といった所でしょうか。

もちろん、これは業種全体に投資する場合になります。個別の銘柄を狙う場合には、先程記載したとおり3Qの決算書は少なくとも目を通しておきましょう。

個人的注目銘柄

さて、大型株に投資をして配当利回りを狙うのはもちろん大事な事です。

一方でやっぱり個別株に投資するなら値上がりも狙いたい！3月末までに株価上昇して、更に保有継続で配当も欲しい！

というのが欲深い個人投資家の願いではないでしょうか？（私だけかもしれませんが…）

そこで個人的に注目している銘柄をいくつかピックアップします。

スクロール(8005) 　利回り4.4％

スクロール(8005)は簡単にいうと、生協向けのカタログ通販を行う会社。他社買収などでインターネット通販事業を強化しているのが功を奏し、大幅増配となっています。

上方修正と大幅増配を発表していこう、株価は右肩上がりでしたがここにきて一服。

配当利回りは4.4％となっています。

テクニカル的にも25日移動平均線が下値目処となりそうですし、利回り水準を考えてもこの水準なら面白いのではないでしょうか。

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