◆ジーエヌアイグループ(2160)で身にしみる？逆指値でミスが続出！？豆だけど知らないと大損なので必ず確認しておきましょう。

雑談ラインで逆指値について話題になっていたので、少し解説したいと思います。

逆指値がかからないという話だったのですが、逆指値がかからない理由は指値だからですね。その辺りを解説してみます。

逆指値の仕組み

	成り行き
売り		買い
1000	110
1000	109
1000	108
1000	107
1000	106
1000	105
1000	104
1000	103
1000	102
1000	101
	100	1000
	99	1000
	98	1000
	97	1000
	96	1000
	95	1000
	94	1000
	93	1000
	92	1000
	91	1000
	90	10000

こういう板があったとします。現在500株を保有しており100円割れたら撤退したいあなたは

「市場価格が100円以下なら、100円で500株売り」

と逆指値を入れるとともいます。

ここに100株成売りとなると、

	成り行き
売り		買い
1000	110
1000	109
1000	108
1000	107
1000	106
1000	105
1000	104
1000	103
1000	102
1000	101
500	100	900
	99	1000
	98	1000
	97	1000
	96	1000
	95	1000
	94	1000
	93	1000
	92	1000
	91	1000
	90	10000

100円の板が100株食われ、市場価格が100円となるので、赤字のあなたの注文が入り、100円でキレイに持ち株を処分する事ができます。

これが逆指値注文の仕組みです。

逆指値が機能しない場合

先程と同じ板から、「市場価格が100円以下なら、100円で500株売り」と同じ注文を出すとします。

ここに10000株の成り行き売りがでた場合はどうなるでしょうか。

10000	成り行き
売り		買い
1000	110
1000	109
1000	108
1000	107
1000	106
1000	105
1000	104
1000	103
1000	102
1000	101
	100
	99
	98
	97
	96
	95
	94
	93
S10000	92
	91	10000
	90	10000

気配の更新値幅を超えるので、このような板になります。これで91円で10000株が3分後に約定するのですが、そこで初めてあなたの注文が入ります。

10000	成り行き
売り		買い
1000	110
1000	109
1000	108
1000	107
1000	106
1000	105
1000	104
1000	103
1000	102
1000	101
500	100
	99
	98
	97
	96
	95
	94
	93
	92
	91
	90	10000

そうすると、あなたの売り注文は赤字で示した通り、100円におかれる事になります。その後に、100円以上の買いが入れば良いのですが、その注文がなければこの注文が刺さる事はありませんので、逆指値がかからないという状態になります。

今回はわかりやすく特売りとしましたが、100円に絶妙に1000株の売りが来ても同様な結果となります。

逆指値が機能しないのを防ぐ方法

このような事にならないようにするためには、注文方法を変更する必要があります。

「市場価格が100円以下なら成り行き売り」とする方法です。

そうすると、

500	成り行き
売り		買い
1000	110
1000	109
1000	108
1000	107
1000	106
1000	105
1000	104
1000	103
1000	102
1000	101
	100
	99
	98
	97
	96
	95
	94
	93
	92
	91
500	90	10000

あなたの注文は上記のようになりますので、90円で少なくとも売却する事ができます。

本当ならば、100円割れたら100円で撤退したいのが本音でしょうが、売れないというリスクを回避する場合には板が薄いとこのように思わぬ安値で撤退となる可能性があるので注意しましょう。

逆指値がかからない一番最悪な状況

これはいわずもがな、お手元のツールでジーエヌアイグループ(2160)をご覧ください。今日であれば、ストップ安で張り付く場合です。

こうなってしまってはお手上げです。昨日のように、朝から圧倒的枚数で寄らずのストップ安であれば逆指値どころの話ではなく約定しませんので、どうしようもないですね。

もうひとつは特売りのままストップ安となる場合です。どちらも可能性としては低いですが、仕手株を触っているとママあるので気をつけましょう。特に板の薄い銘柄を豪腕で株価上昇させているような銘柄は、この傾向が多いです。大口が売ると、いきなりザラバ中にストップ安になりますからね。

ちなみに○○ピン銘柄のあれは、そんな雑な売りはこないかもしれないですが、持ち分は私の推定で9万株ほどあると思っています。

 

 

 

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