◆第一カッター興業(1716)の投資方針

   

決算発表シーズンとなっている東京株式市場。新型コロナウイルスの問題が人とモノ(サプライチェーン)にどの程度の影響を与えるのか?消費にどうの程度の影響を与えるのか?

市場の注目は決算以外だとこんなところかと思います。なので無理に投資をする必要もなく、決算が出揃ってから増収増益の銘柄を探せば良いと思います。

が、それではつまらないので、私が注目している第一カッター興業(1716)の投資方針を開設していきたいと思います。

第一カッター興業(1716)ってどんな会社?

第一カッター興業(1716)は工業用ダイヤや水ジェット(水の圧力で切断)でコンクリートや塗装を切る工事が主力の会社です。

株探で見てみると、前期の決算は次の通りです「第一カッタ、7-9月期(1Q)経常は17%増益で着地

簡単に言うと、良く言えば売上・利益は安定している。悪く言えば停滞していると言った感じです。

ただし、現状のPERは8.7倍と割安水準な上、ほぼ無借金経営。その上で時価総額が100億円程度のため、動きがあれば早い会社と言えます。

ROEも10%をキープしているので、アクティブファンドなども組入しやすい会社かと思います。

第一カッター興業(1716)のチャートを確認

第一カッタ(1716)チャート画像

第一カッター興業(1716)のチャートはご覧の通りです。右軸に価格帯別の出来高を載せています。

昨年8月9月にダブルボトムを形成した後に株価は反騰。その後横ばいの動きになっている事がわかるかと思います。

見ずらいのですが、現状1750円の付近にある緑の線が200日移動平均線になります。この長期線が下降から横ばい・やや上向きに転じています。

つまり、長い調整を経て、ダブルボトムで底打ち。その後、上昇に転じているのでは?と考察できます。

そして、株価は同線付近まで押していますので、拾いどころのように見えます。

ただ、懸念としては12月に立会外分売を行った場面で出来高が膨らんでいます。この価格帯は戻り売りが多くでそうな水準ですので、今後の注目ポイントはこの水準を抜けられるかにかかってくるかと思います。

 

第一カッター興業(1716)の投資方針まとめ

以上の事から、株価水準的にはやや割安と言えますので、株価の波を捉えるのに重点を置くのが良いでしょう。

現状水準でエントリーする場合は、200日移動平均線を割れた場合に撤退。

より安全を重視するなら、分売実施日の終値となる1794円を超えた場合にエントリーしても良いでしょう。同水準を超えてくる場合は75日移動平均線など、注目される移動平均線付近となりますので、同線割れで撤退とするのもありです。

上値に関しては、当面は直近多感の1930円。長期で見るなら、18年高値からの半値戻しの2500円付近が見えると思います。

ただし、2月14日が決算発表予定となります。出来高が現状少なく、振れが大きくなる可能性がありますので、その前に株価が上昇している場合には一部は利食いを入れておくほうが安心ですね。

という事で、これらを複合すると…

現値エントリー。1794円超えで買い増し。以降、75日移動平均線を割り込んだら撤退。

今後もいろんな銘柄を考察していきますので、参考になれば幸いです。

 

 

 

 

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