【テーマ株】キムリア関連銘柄は？CAR-T細胞関連銘柄など？

昨日2月20日(水)18：00～20：00、厚生労働省がTKP新橋カンファレンスセンター　ホール1Aにて薬事・食品衛生審議会再生医療等製品・生物由来技術部会を開催。

[審議事項]

議題1：
生医療等製品「コラテジェン筋注用4mg」の製造販売承認の可否、条件及び期限の要否並びに再審査期間の指定の要否について

議題2：
生医療等製品「キムリア点滴静注」の製造販売承認の可否、条件及び期限の要否並びに再審査期間の指定の要否について

議題3：
Cx601を希少疾病用再生医療等製品として指定することの可否について

上記3つの議題について審議されたようですが、アンジェス(4563)のHGF(肝細胞増殖因子)遺伝子治療薬「コラテジェン筋注用4mg」(ぺペルミノゲンペルプラスミド)は条件期限(5年間)付き承認、スイス製薬大手ノバルティスファーマのがん免疫療法キメラ抗原受容体発現T細胞(CAR-T)療法用細胞加工製品「キムリア点滴静注」(チサゲンレクルユーセル)は正式承認となることが了承されたようですね。

2019年3月中にも承認される見通し。

アンジェス(4563)のコテラジュンは国内初の遺伝子治療薬剤となる見込みで、ノバルティスファーマのキムリアは国内初のCAR-T細胞を使ったがん免疫治療製剤となる見込み。

キムリアは米国での価格が投与1回5,400万円程度と高額ですが、免疫細胞を活用して若年性の白血病を治療する新製剤として高い効果が国際的に注目されてきてますね。

高額でも命には代えられないって感じかもですが、日本ではいくらになるんでしょうね。

コテラジュンは条件期限(5年間)付き承認となることが了承されましたが、5年の間に目標症例数「本品群(コラテジェン投与を受けた患者)約120例、対照群(コラテジェン投与を受けていない患者)約80例」が集まったら本承認に向けた申請を行うようですね。

キムリアは2017年に米国で実用化され、欧州でも承認されてますが、コテラジュンはまだ海外で承認されている国はありません(2019年1月時点)。

あと、議題3の武田薬品工業(4502)の同種異系脂肪由来幹細胞懸濁剤Cx601(開発コード)を希少疾病用再生医療等製品として指定することも了承されたようですね。

【テーマ株】キムリア関連銘柄として物色された銘柄は？

アンジェス(4563)が大量の買い注文を集め買い気配となってますが、キムリア関連銘柄として物色されたのはシンバイオ製薬(4582)でしょうか？

4582 シンバイオ製薬 JQG
2019-02-21前引け株価257 前日比+39（+17.89%）
PER　　　：-倍
PBR　　　：(単) 4.84倍（11:30）
配当利回り：-％
信用倍率　：199倍
時価総額　：211.77億円
単元株数　：100株

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厚生労働省が2月22日(金)16：00～19：00に薬事・食品衛生審議会　医薬品第二部会を開催するようですが、承認されれば国内初のCAR-T細胞医療となるノバルティスファーマの「キムリア」の副作用、前処置に使う医薬品が議題に上るもよう。

[報告事項]

議題1：
医薬品フルダラ静注用50mgの製造販売承認事項一部変更承認について

議題2：
医薬品ベプシド注100mg、ラステット注100mg／5mL、エトポシド点滴静注液100mg「サンド」、同点滴静注100mg「タイヨー」及び同点滴静注液100mg「SN」の製造販売承認事項一部変更承認について

議題3：
医薬品キロサイドN注400mg、同注1g、シタラビン点滴静注液400mg「テバ」及び同点滴静注液1g「テバ」の製造販売承認事項一部変更承認について

議題4：
医薬品注射用エンドキサン100mg及び同500mgの製造販売承認事項一部変更承認について

議題5：
医薬品トレアキシン点滴静注用25mg及び同点滴静注用100mgの製造販売承認事項一部変更承認について

議題6：
医薬品点滴静注用ホスカビル注24mg/mLの製造販売承認事項一部変更承認について

議題7：
医薬品リウマトレックスカプセル2mgの製造販売承認事項一部変更承認について

議題8：
医療用医薬品の承認条件について

議題9：
医療用医薬品の再審査結果について

シンバイオ製薬(4582)は副作用を抑えるために使われるトレアキシンが注目され物色されたようですが、キムリアはALLとDLBCLを合わせ投与対象患者は年間約250例程度とされていて、トレアキシンは新しい薬でもなく業績に大きく寄与してきそうな感じではなさそうなので、勢いでどこまで上がるものだろうかって感じですかね。

ラステット注100mg／5mLの申請企業が日本化薬(4272)、キロサイドN注400mgの申請企業が日本新薬(4516)、注射用エンドキサン100mgの申請企業が塩野義製薬(4507)かと思いますが、大型株はそんな動いてませんね。

武田テバファーマとの合併会社である武田薬品工業(4502)も関連性あるのかなって感じですが、こちらも大型株なので勢いで上がりそうな感じではなさそうですかね。

イナリサーチ(2176)が今日もストップ高まで上げてますが、イナリサーチは信州大と組んでCAR-T細胞療法の安全性試験を行っていることから物色されてる感じですかね。

まだ面白そうなのは時価総額が軽いイナリサーチ(2176)でしょうか？

短期急騰後の急落リスクはあるかと思いますが、今後の取引にも注目してみたいと思います。

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 - キムリア関連銘柄 アンジェス, イナリサーチ, シンバイオ製